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Floorp 11 から Floorp 12 への移行方法と変更点

注記

このドキュメントは Floorp 12 以降を対象としています。Floorp 11 以前のバージョンには適用されません。

Floorp 12 の概要

全く新しく生まれ変わった Floorp の新しいメジャーバージョン Floorp 12 は、今までのコードベースをすべて破棄し、新しいコードベースを再構築しました。 これは、Floorp 8 から Floorp 11 まで続いてきた Floorp のコードベースを根本的に変更した全く異なるブラウザーのようなものです。

設定ページから、インタフェース、ワークスペース、PWA などすべての機能に修正が入り、より洗練されたブラウザーになりました。

機能の変更点について

設定

設定ページの再構成が行われました。Floorp 11 まで続いていた Firefox の設定に Floorp の設定を付け足すという方法は、ここで廃止されます。 このアップデートで Firefox の設定と、Floorp の設定は完全に分離され、Firefox の設定ページ経由で Floorp の設定ページにアクセスする方法を採用しました。

新しく設計された設定ページでは以下のような機能が追加されています。

  • ホームページ
  • ワークスペースのカスタマイズ
  • キーボードショートカットの管理
  • ウェブアプリの管理と設定
  • プロファイルとアカウントの管理
  • Floorp について

ホームページは、Floorp の設定を開いたときに表示されるページです。これは Floorp 11 では無かった機能で、Floorp に関しての情報、セットアップ状態、プライバシーに関する情報を表示します。 また、今後 Ablaze アカウントを管理できるようになり、Ablaze アカウントにログインした場合、メモ・ワークスペースを同期できるようになります。

よりサポート情報も増えた新しい設定ページは、ユーザーにとってより便利になったことでしょう。

新しくなった設定ページ:

設定ページの再構成

ワークスペース

ワークスペースはすべてのウインドウ間でワークスペースが共有されるようになりました。 Floorp 11 のワークスペースではすべてのワークスペースがウインドウごとに存在しており、タブグループの概念に近い実装でしたが、 Floorp 12 では Vivaldi ブラウザー のようにワークスペースがウインドウ間で共有されるようになりました。

また、ワークスペースの管理のためのダイアログが変更され、Firefox ネイティブのダイアログを使用しなくなりました。名前の変更も一か所で行えるようになっています。


分割ビュー

変更なし。


ブラウザーマネージャーサイドバー(Floorp のサイドバー)

未実装。

ただし、ブラウザーマネージャーサイドバーは、Floorp 12 で呼び名が変更されました。今後は、「パネルサイドバー」と呼ばれるようになりました。


ウェブアプリ(プログレッシブウェブアプリ)

未実装。


Floorp 12 への移行するには

Floorp 11 から Floorp 12 に直接移行する方法は現在提供されていません。Floorp 12 は Floorp 11 との互換性がまだ完全にはなっていないためです。

安全に現在の環境を維持したいのであれば、Floorp 11 は Firefox ESR128 が終了するまで提供され続けるため、その後は Floorp 12 に移行することをお勧めします。 逆にいち早く Floorp 12 を試したい場合、Floorp 11 で使用しているプロファイルをコピーして保存しておきその上に Floorp 12 をインストールすることで、 そのプロファイルをそのまま移行することができ、いつでも Floorp 11 に戻ることができます。